ペルシャ絨毯の手入れは必要?
日本でも販売しているペルシャ絨毯
ペルシャ絨毯は高級絨毯として有名ですが、実際に日本でも利用されているのでしょうか。高級品質のペルシャ絨毯になると、一括では購入できないほどの価格になるものもありますが、なぜそこまで高いのでしょうか。それは手編みで作られているためです。専門店でないと販売しているところが少ないため、実際に見たことある人も少ないでしょう。ですが、インターネットを介してだと、販売している店舗を見かけることができるかもしれませんし、そのような店舗は実店舗を持っていることもあります。
ペルシャ絨毯は、現在のイランにあたる地域で生産されている絨毯のことを指します。これらは大きく分けて、6×4フィート超のカーリ、6×4フィート以下のカーリッシュ、ゲリームと呼ばれる遊牧民の絨毯の3種類となっています。ゲリームには、ジルと呼ばれる粗織りのものも含まれます。そして、一番多く使われている素材は羊毛となっています。
16、17世紀の頃はさまざまな地域で生産されていたこともあり、唐草模様、アラベスク文様、円形文様、幾何学文様など多くのデザインが生み出されています。人物をモチーフにしたデザインもイラン国内ではよく見られるのですが、海外へ輸出されるものに関してはそのモチーフが採用されることは少なくなっています。
ペルシャ絨毯は手入れが必要
ペルシャ絨毯を筆頭に、高級絨毯は手入れが必要です。自分で簡単に手入れをすることもできますが、敷く前に対策を行うほか、日々の掃除に気をつけることで少しでも絨毯の寿命を上げることができます。
まず、部屋の湿度に気をつけることです。湿気は一番の大敵となっていますから、耐久性を上げるためには部屋の湿度をあまり上げないように注意します。特に、梅雨の季節などは湿度が上がる可能性が高いため、もっと対策をとらなければなりません。方法として、たまに絨毯を持ち上げてから、絨毯の下に空気を送り込むようにしてから湿気が回らないようにします。そうすることで、絨毯に空気が回るため湿度を下げられる場合があります。
ほかに、掃除をする際にも注意が必要です。掃除機をかけるときには、絨毯の上だけではなく絨毯の下にも掃除機をかける必要があります。そして、年に数回は固く絞った雑巾で絨毯を拭く必要があります。さらに、ペルシャ絨毯の位置をローテーションする必要もあります。一定期間毎に絨毯の位置を変えることで、絨毯の耐久性を上げることができます。これらのことをおこなうだけでも、自宅にあるペルシャ絨毯を長持ちさせることができます。
しかし、いくら毎日手入れをしていたとしても2から3年ごとにクリーニングに出す必要があります。長年使っていると、掃除機では取り除けない食べクズやホコリなどが必ず出てきます。しかし、絨毯を洗うには専門的な知識が必要になります。間違った手入れをしてしまうと、大切な絨毯に損失を与える可能性もあります。そこで、業者にクリーニングに出すことが挙げられます。
新しく購入することを考える人もいるかもしれませんが、高級品であることからそう頻繁に購入することはできないでしょう。クリーニングに出すことで、今持っているペルシャ絨毯を長期間使用できますので、この方法はあながち間違いではありません。しかし、専門店でしかなかなか見かけることがないペルシャ絨毯を、どこのクリーニング業者にお願いすればいいのでしょうか。
自分ではできない手入れは専門店に依頼を
リビングなどに日頃からペルシャ絨毯を敷いていると、醤油やジュースなどをこぼしてしまうことがあります。当然、すぐに雑巾などで拭くでしょうが、シミが出てきて拭いても取り除けなくなる可能性もあります。そのため、クリーニングを出すことを決意したがクリーニング専門店がたくさんあることでどこに頼んでいいのか悩んでしまったり、意を決して頼んだけれど費用で悩んだりすることもあります。中には、出来上がりに不満を持っている人もいるのではないのでしょうか。インターネットでクリーニングを受け付けているところでしたら、出来上がりやサービスに満足できる場合があります。
業者によっては、クリーニングをした絨毯を無料で長期保管してくれるところがあります。このサービスを利用すると、店舗まで持っていく手間が省けます。大きなサイズの絨毯になると持ち運びも一苦労です。しかし、インターネットを介して受付をしている業者だと、玄関まで宅配会社が来てくれるため手間がかかりません。さらに、何らかの事情でしばらく絨毯が敷けなくなったが保管先に迷っている場合に利用することができます。支払いも後払いのところもありますので、クリーニングが完了した後ゆっくりと支払うことができます。
定期的にクリーニングに出すことで、長持ちさせることもできます。そうすることで、10年、20年と使い続けることもできるのです。