※画像はイメージであり、実際の商品ではありません。
夏は涼しく、冬は暖か、その上お手入れも簡単というギャッベは遊牧民が使っている絨毯で、ペルシャ絨毯の一種です。天然素材だけを使用しているため、アレルギー体質の人や敏感肌の人も安心して使用することができる他、子供がいる家でも安心して子供を絨毯の上で遊ばせたり、寝かせたりすることができます。
そんなギャッベは羊毛100パーセントで作られています。そのため、冬は室内の暖かい空気を貯めこんでくれて床暖房なしでも温かく過ごすことができます。だからといって床暖房を使えない訳ではありません。同じ絨毯でもアクリル系の絨毯の場合、床暖房の部屋では使えないものなどがありますが、ウールは通気性にも優れているため、ギャッベは場所を選ばず、床暖房の部屋でも使うことができます。厚みがある絨毯のため、温まるまでに少し時間はかかりますが、一度温まってしまえば熱を逃がしません。そのためいつまでも温かく過ごすことができます。
ペルシャ絨毯は湿気を嫌うため日本で使用する場合、湿気の多い夏場は別の場所に保存することなどを考えなくてはなりませんが、ギャッベは夏場でも使用することができます。ペルシャ絨毯よりも毛が長く厚みのある絨毯ですが、高地の山で育った羊の毛で作られていることから、暑いときには熱を逃がす効果があります。そのため夏場に寝転んだりしても、さらりとした質感を与えてくれるため、1年を通して使うことができます。
ギャッベは天然素材100パーセントのウールを使用し、色合いも天然の染色を使用しているため価格は高めです。値段はサイズやデザインによって異なりますが、高いものはペルシャ絨毯と変わらず数百万円にもなります。
ギャッベには、寒暖差が激しい高地で育った羊の毛が使われています。そのため毛の脂肪が多く、汚れをはじいてくれます。そのために特別なお手入れは必要なく、掃除機やほうきで埃やゴミを取るだけです。ペルシャ絨毯と同様に、使えば使うほど艶を増していき、非常に丈夫で、品質の良いものであれば100年は使用できるといわれています。
ウールの絨毯はどうしても不要な毛が固まって遊び毛がでてきます。しかし使いだして半年くらいすると、この遊び毛はだんだんと少なくなっていきます。
ギャッベは品質の良いものなら100年は使えるものですから、購入するのであれば品質の良いものを選びたいものです。機械織りの模造品の場合、化学染料で染色しており手触りが良くないものもあるので、手触りの良いもの選ぶようにしましょう。模造品は価格が安くなっていますので、価格の良いものを選ぶというとこともポイントのひとつです。なお、よく似た絨毯としてネパール絨毯があるため購入するときは商品名をしっかりと確認しましょう。
ギャッベは手織りの絨毯であるため、サイズは均一に造られてはいません。絨毯によってサイズに違いがあります。また模様や毛足の長さなどについても絨毯によって異なります。模様に関しても、1枚の絨毯を何人かの職人で織るという場合もあるため、絨毯内の模様であっても微妙に異なっています。手織りの絨毯なので、同じ模様でも様々な表情があり、1枚1枚がオリジナルの作品となっています。
人が移動し動くと埃が舞いますが、絨毯はそうした埃を集めてくれる効果があります。たとえば玄関に絨毯を敷くことで、外部からの埃や砂が家の中に入るのを防ぐことができます。玄関に絨毯がなければ外部で服や髪の毛についていた埃や砂は玄関先に落ちて、それが空気の移動によって家の中に入ってきてしまいます。しかし絨毯を引くことで、埃や砂が絨毯に吸収されて、そこで止まるようになるのです。
また、絨毯には床の傷を防止する効果があったり、模様を選ぶことで部屋を広く見せたり、フローリングの床の滑り止めになるといった効果もあります。毛が長いギャッベは、埃や砂を吸収しますが、脂肪分の多いウールが汚れをはじいてくれますから、埃や砂は掃除機やほうきによってとることができるため玄関先に敷くのにも適しています。さらに防音性も高いため、リビングや子供部屋などに敷けば、生活音や子供の足音、遊ぶ音などを吸収してくれます。厚さがあるため、冬は床からの冷気を遮断してくれます。そのため光熱費の削減にもつながります。天然素材を使用したものは床暖房にも対応しているため、様々な場所で使用することができます。
なお、絨毯を敷くとき、ダニなどの虫の心配はありますが、天然の染料を使用しているギャッベは草木染めの染料の中に防虫効果があり、特に赤い色には高い防虫効果があります。そのため、よく晴れた日に天日に干したりすることで、防虫対策ができます。ただしさらに防虫対策がしたいという場合は購入した店舗に相談してみましょう。店舗によって防虫加工などに対応しているところもあります。