ペルシャ絨毯もいろんな産地があり、素材や見た目などもかなり違ってくるのですが、その中の一つで最近はギャッベと呼ばれるものも人気が出てきています。砂漠に住む遊牧民が作る絨毯で、従来のものよりかなり目も粗く毛足が長いというペルシャ語でもあります。その名の通り、毛足も長めで分厚いのですが、その分座ったりしている時に気持ちよさも感じられるでしょう。
いろんなサイズがあるのもギャッベの良い所ですが、玄関マットにも使えるようなサイズもたくさんあります。素朴で可愛らしい雰囲気のものが多いですから、数枚集めておいて季節や気分で取り替えてみるのも良いでしょう。玄関サイズであれば高くても5万円前後、大体は2~3万円ぐらいで手に入れることができますので、従来のペルシャ絨毯を想像していた人からするとかなりリーズナブルな印象を受けるかもしれません。それぐらい手頃な価格なので、利用している人も増えてきているのかもしれません。
デザインとしても本当に素朴なものが多く、これまでの絨毯のような幾何学模様や中央に大きな模様のあるメダリオンなどでもありません。これらは遊牧民の伝統的な文様を織り込んでいるので、羊やヤギなどの動物や生命の木と呼ばれる木をモチーフにして絨毯の中に形作っていきます。自然の景色や日常生活などが描かれているのもデザインの特徴となります。
色自体も天然の素材のもので染められているので、優しい雰囲気のものが多いです。赤や黄色は太陽、オアシスや水の色を示す青、黄色は芳情の景色、そして青と黄色の組み合わせで作る緑は草木、草原の生命と言うようにイメージされていたりもしますので、ギャッベを探している時には色や柄なども良く見てみるといいでしょう。どことなく雰囲気が違って見えてくるかもしれません。
玄関マットのサイズは小さめですから、もちろんそれ以外にも使うことができます。ソファの下やキッチンのそばなど、自分の使いたいところでどんどん使ってみて下さい。丈夫で長持ちしますし、それでいて雰囲気も良いものですから何となく使っていても気分良く過ごす事ができるでしょう。値段も比較的お手頃なものになっていますので、その点でももっと気軽に絨毯を生活に取り入れてみたいという人にも使いやすいようになっています。デザインなども豊富にありますし、ギャッベ専門店なども出てきていますから、気に入るものをたくさん見て探してみましょう。
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